日本エコハウス大賞の「書類審査」と「設計審査」は、6枚の応募資料のみで審査を行います。
ここでは、審査を切り抜けるために最低限押さえておきたい応募資料の作成方法を解説します。
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建築知識ビルダーズ編集部が、以下の内容をチェックします。
・必要書類が揃っているか
・必要性能をクリアしているか
・建物の特徴が分かる図面や写真が添付されているか
・評価8項目から逸脱していないか
5名の設計審査員が、独自の評価基準で10ポイントを投票します(1作品2ポイントまで)。合計の得票数でノミネート作品を選出します。
伊礼さんの審査のポイントはこちら ▶︎instagram ▶︎facebook
三澤さんの審査のポイントはこちら ▶︎instagram ▶︎facebook
このページに抜け漏れがあると書類審査を通過しない可能性が高まります。
写真の点数やサイズ、文字数に制限はございません。自由にレイアウトしてください。写真やレイアウトの印象が、少なからず審査に影響します。
建物のコンセプトや工夫した点や取り組みなどを、写真や図解、文章などで説明してください。応募者の想いや取り組み、建物の個性を読み取るシートになります。
建物の方位や敷地境界線入りの配置、周辺環境が分かるものが望ましいです。基本的な設計力を審査します。リノベーションは既存状況が分かる図を添えるようにしてください。
断熱・気密層の構成が分かる断面詳細図を添付してください。上下階のつながりや、建物のプロポーションなどを判断します。必要に応じて立面図を添えるのもよいでしょう。
外皮性能(UA値)や一次エネルギー消費量(BEI)が分かる計算シートや評価書を添付してください。
例:ホームズ君、QPEX、建物燃費ナビ、BELS、CASBEEなど
編集部からの一言コメント:
たとえば、「平面図と矩計図」、「平面図と性能の見える化シート」などを1枚のシートにまとめて、自由記述を2枚にするのはOKです。
また、平面図の応募資料に施工中の写真を掲載するなど、伝えたいことを存分に表現してみてください。
設計審査員は応募資料に掲載された図面や写真を見て、設計者やつくり手たちの能力をさまざまな角度から読み取ります。応募資料の出来映えだけでは、高得点は得られません。ご自身の取り組みを素直に表現していただければ、審査員には伝わるはずです。
Instagramでも、三澤文子氏が動画で解説しています。
▶︎https://www.instagram.com/reel/DK_gErEyEZs/?igsh=N2FnbjYxOGt5Nzdl
第9回 日本エコハウス大賞の素敵な作品をお待ちしています!
応募資料提出締切:2025年6月30日(月)
設計審査(書類選考):2025年7月10日(木)